性感染症の中には女性にあまり症状がなく、男性にひどい症状がでるものがあります。

その病気の一つが淋病(淋菌感染症)

症状がなくても重大な病気につながるこの病気、詳しく紹介します。


淋病(淋菌感染症)ってどんな病気?


名前の通り、淋菌(りんきん)の感染によって起こる性感染症で、クラミジア・性器ヘルペスの次に多い病気です。感染する原因のほとんどが性交によるもの。ただ、大衆浴場やプール・タオルなどから感染することもあるので、Hをしていなくても発症することがあります。

淋菌に感染すると、数日たって臭いのある黄色いトロッとしたおりものが増えてきます。かゆみが出る場合もありますが、女性は症状が軽いことが多いので気づきにくいです。感染したまま放置していると、発熱したり腹痛をおこす場合もありますが、そこまでひどくなることはあまりありません。

淋病の怖いところは感染したことに気づかずに治療しないままでいると、菌が膣の奥まで入りこんでしまうこと。子宮の奥や卵管まで進むと子宮頸管(けいかん)炎や卵管炎、子宮内膜炎などを起こし、不妊や子宮外妊娠の原因になる場合もあります。

ただ、男の人が感染するとトイレで用をたす時にものすごく痛んだり、膿が出るなどのわかりやすい症状がでます。もしパートナーにこんな症状がでている場合、あなたも感染している可能性が高いので一度検査してもらうことをオススメします。


淋病(淋菌感染症)の治療法




では、淋病と診断された場合、どんな治療をするのでしょうか?

初期の症状が出ている場合なら、抗生物質の飲み薬や注射で1〜2週間治療します。病気が進んで子宮頸管炎などを起こしているときは、その治療も一緒に行います。ただ、最近は薬が効かない薬剤耐性菌が増えているので、その菌に感染した場合は治療が長引くこともあります。

途中で薬をやめてしまうことも耐性菌を作り出してしまう原因になるので、完治するまで治療を続けるようにしましょう。


淋病(淋菌感染症)の注意点


淋病は妊娠中に感染すると、出産(自然分娩)の時に産道で胎児に感染することがあります。これを新生児結膜炎といって、早く治療しないと赤ちゃんが失明してしまうことも。

  • 普段からコンドームで感染を予防する。
  • 病気にかかってしまった時は性交は禁止。
  • 年配者や子どものいる家庭では、感染した人と洗濯物を別にする。
  • 菌が残らないように洗い終わった後は洗濯機をよく洗う。

このようなことに気をつけてください。


まとめ


淋病は「男性の病気」と言われるほど、男の人の方が症状がひどく出ます。しかし、女の人は症状がわかりにくいぶん治療が遅れると不妊や子宮外妊娠の原因にもなることもあります。

性交だけでなく大衆浴場やタオルで感染することもあるので、少しでも様子が違うと感じたら早めに診察を受けましょうね。