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女性に症状が出ない感染症はいくつかありますが、その中でも特にわかりにくい病気があります。

原因になる菌自体が弱いのに、感染率が高い感染症・クラミジア

どんな病気なのか詳しくご紹介します。


クラミジアってどんな病気?


クラミジア(性器クラミジア感染症)はクラミジア・トラコマティスという細菌が子宮の入り口に感染して、炎症(子宮頸管炎)を起こす病気です。

かゆみや痛みなどの自覚症状がほとんどなく、うつってもほぼ気づきません。

症状があったとしても少しおりものが増える・下腹に軽い痛みがあるという程度なので、気づく前に別の人にうつしてしまうことがよくあります。

この病気は病原菌を持っている相手とのキスや性交で感染します。

他の感染症は大衆浴場やタオルなどが原因でうつることがありますが、この菌は人間の細胞でしか生きられず、人から離れるとすぐに死んでしまいます。

なので、うつったのはキスや性交が原因となります。

ただ、あなたやパートナーに感染する原因が見当たらないという場合がありますよね?

実はクラミジアがうつるのはパートナーだけが原因という訳でもないんです。

というのも、菌が体の中に残っていて二人でうつしあった可能性があるから。

完治していなかったり感染に気づかずに膣やのどに残った原因菌がパートナーにうつって、自分にもう一度戻ってきて気づく。

いわゆるピンポン感染と呼ばれるものです。

ただ、妊娠中にクラミジアに感染していないかどうかの検査や治療をするので、産後は体の中に菌が残っていることはあまりないでしょう。(検査をしないところもあります)


クラミジアの治療法


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クラミジアは膣の粘膜をとって菌がいるかどうかを調べる抗原検査と、菌に反応してできる抗体(病原菌をやっつけようとしてできる分子)を調べる検査で感染しているかどうかを判断します。

感染していると診断された場合は、抗生物質や抗菌薬が1〜2週間ほど処方されます。


クラミジアの注意点


クラミジアの感染に気づかずに放っておくと、次のような病気を起こしてしまう場合があります。

子宮頸管(けいかん)炎
子宮の入り口にある頸管が炎症を起こす病気
子宮内膜(ないまく)炎
子宮の内側にある膜が炎症を起こす病気
卵管(らんかん)炎
卵子が通る管が炎症を起こす病気

これらの病気まで進んでしまうと、卵管が詰まって不妊症や子宮外妊娠・流産を起こしやすくなるので気をつけなければいけません。


まとめ


クラミジアは女性が感染しても目立った症状が出ない感染症ですが、放っておくと不妊になるかもしれない怖い病気です。

しかし、男性が感染すると性器がむずがゆくなったり、分泌物が出るなど女性よりわかりやすい症状が出ます。

あなたに症状がなくても、パートナーにいつもと違う症状が出たらすぐに病院で診察してもらうことをオススメします。